当事務所は場所が千代田区にありますので、
経営管理ビザのお問い合わせは多く、
留学ビザから経営管理ビザへのお問い合わせも多数あります。
ビザ変更の際の注意点についてお伝えします。
学生から経営管理ビザへ
現在、日本語学校生、専門学校生、大学生で、
ビジネスを立ち上げたいと考えている方が増えていると感じます。
では、実際、留学ビザから経営管理ビザへの変更はどのようなポイントがあるのかお伝え致します。
経営管理ビザに学歴は要件となっていませんので、
どんな学歴の方でも申請は可能です。
その為、学校を卒業前でも、中退をしてビザ申請も可能ですが
下記などの注意点があります。
留学ビザから経営管理ビザへ変更する際の注意点
- 学校の出席率や成績が悪いと不許可になりやすい
- なぜ、留学から経営管理にするのか
- 資本金500万円以上の出所
- ビジネス経験が無ければ詳細な事業計画書が必要
①学校の出席率や成績が悪いと不許可になりやすい
特に、日本語学校や専門学校生の場合は、
出席率や成績が極端に悪いと、
卒業や就職が難しいけど、日本に在留したいために、
経営管理ビザを取得しているのではと審査される可能性があります。
その為、出席簿や成績証明書を求められる傾向です。
また、学校を除籍された場合は、
恐らく、出席率や成績が悪いことが多いと思いますので、
留学からの変更は難しいのですが、
一旦、帰国して認定で来日することは可能です。
②なぜ、留学から経営管理ビザへ変更するのか
そもそも留学で来日していますので、
勉強をするためにビザを取得しています。
それが、ビジネスを始めるのですから
その理由をしっかりと説明することが必要です。
③資本金500万円以上の出所
留学ビザでは、生社員として働くことはできません。
資格外活動許可を取得し、週28時間以内でのアルバイトが基本的な収入源となりますので
資本金として500万円以上を出資する場合、
そのお金がどのようなお金なのかの説明が必要です。
自分のお金であれば、資格外活動許可の範囲で500万円をためることは基本的に難しいので
来日前の預貯金であることや、両親や知人から借りたお金でも大丈夫ですが、
銀行の通帳、送金記録や借入の契約書などで証明する必要があります。
また、資格外活動としてアルバイトをしすぎてしまい
オーバーワークをしていると高い確率で不許可となります。
④ビジネス経験が無ければ詳細な事業計画書が必要
留学生のビジネスアイデアとして多い印象なのが
IT系のシステム会社やコンサルタント会社、
ECなどの国際取引関係です。
学校で、IT分野の勉強をしていて、
そのまま就職しないで起業する場合は、
技術的な知識の証明は容易ですので、
ビジネス展開としての事業計画書を作成すれば良いのですが、
専門知識も証明が難しく、
ビジネス経験も乏しい場合は、
かなりしっかりとした事業計画書の作成が必要となります。
当事務所は事業計画書作成も対応しますので
経営・管理ビザでご不明な点はお気軽にご相談ください。
【まとめ】
経営・管理ビザついてのご相談やご質問は
下記問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
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この記事を書いた人：特定行政書士 長瀨功
